2007年09月28日

歯周病と糖尿病

歯周病と糖尿病の間にはさまざまな相互作用があります。

重度の歯周病になると炎症がひどくなり、

ブドウ糖の代謝障害が出てきます。また、

歯周病菌から出る毒素が脂肪組織や筋肉などの中に

入って損傷を与えてインスリンの効きが悪くなり、

血糖コントロールが悪くなります。

一方、2型糖尿病の人は食生活の改善が必要な場合が多く、

合併症などによって体の中に慢性炎症を抱えています。 この場合、

免疫機能が落ち、コラーゲンが主成分の歯茎の合成が

阻害されると考えられています。

また、最初に味を感じるのは 歯を支えているところにある歯根膜細胞

のセンサーですが、歯周病によってそういう機能も悪化します。

歯周病と糖尿病の類似点の一つは生活習慣に起因していることです。

歯周病と糖尿病の類似点の二つ目は発症しやすい年代です。

慢性歯周炎と2型糖尿病はともに35歳くらいから増加し、

それぞれ、毛細血管に異常が生じます。

歯周病と糖尿病は生涯コントロールし続けなければならず、

自己管理が欠かせないことも共通しています。

私たちは糖尿病や歯周病だと診断されたら

糖尿病は「しっかり治療していれば、生涯治ったと同様な状態を保てる

疾病」だということを理解して、

定期的に医療機関に行って、状態をチェックすることが大切で、

歯周病は「歯ブラシをかけたらちょっと血が出るけど、そんなに痛くない

から」と放置するのではなく、3ヶ月に1回とか、半年に1回、

歯茎の状態などをチェックすることが大切なのです。

私たちは糖尿病になったら医者が治してくれる、歯周病になったら

歯医者が治してくれるという考え方は持たないことです。

歯周病と糖尿病は患者自身がどう意識を持って、

自分の病気と闘い、病気とうまく付き合っていくかということを

考えることが大切なのです。

  

Posted by rabbit930 at 22:40Comments(0)TrackBack(0)あらゆる症状

2007年09月16日

女性とカルシウム その2

カルシウムは骨や歯だけでなく、人体の様々な箇所にも存在しています。

カルシウムの働きは多彩で、ホルモンの分泌や血液の凝固・

神経への伝達機能などにも関わっています。

このように、カルシウムは私たちにとって無くてはならない成分なのです。

カルシウム不足が深刻になると、最悪の場合、

転んだだけでも骨が折れてしまうなどの状態に陥ることがあります。

私たちはカルシウムの重要性をしっかりと意識して

日頃からきちんと食生活において摂取することが大切なのです。

カルシウムは魚や牛乳・豆類・緑黄色野菜などに含まれています。

ただ、私たちが知っておかなければならないことがあります。

魚を食べる場合は

内臓なども含めて丸ごと食べるようにすることです。 というのも、

魚の内臓にはカルシウムの吸収を助けるビタミンDが含まれ

それを一緒に食べることで効率よくカルシウムが摂れるからです。

ただ単に魚の骨を食べても、魚の骨は体内への吸収率が悪く、

カルシウムはほとんど摂れないのです。

それと、これら食品に含まれるカルシウムの人体への吸収率は

野菜で20%、小魚で30%、牛乳でも50%にすぎないといわれ、

含有されるカルシウムの全てが人体に吸収されるわけではないのです。

このように、日常の食生活で

私たちが1日に必要とするカルシウムを摂取することが難しいのです。

そこで、私たちがカルシウム不足を補うためにできることは

食事と合わせて栄養補助食品を利用することです。

ただ、栄養補助食品を利用するにあったては

水に溶けやすいカルシウムを摂取するようにすることです。

というのも、カルシウムは水に溶けてイオン化することで、

吸収率が高まるからです。

今、水溶性の高い「L型発酵乳酸カルシウム」が注目されています。

「L型発酵乳酸カルシウム」はL型乳酸とカルシウムをイオン結合

させたカルシウム塩で、私たちの体内でも生成されています。

「L型発酵乳酸カルシウム」は炭酸カルシウムの六千八百倍もの

水溶性を誇り、吸収率が高いのが特徴です。

「L型発酵乳酸カルシウム」の安全性については

国連食糧農業機関や世界保健機関からも高い評価を受けています。

このL型の乳酸カルシウムにはご飯に混ぜて摂れるもがあります。

このように食事とともに自然な形で摂れるという点で優れています。

私たちの健やかな暮らしにはカルシウムの摂取は欠かせず、

特に中高年の方はカルシウムをしっかりと摂取することです。

  

2007年09月12日

女性とカルシウム

日本人は今、深刻なカルシウム不足に悩まされています。

日本人の約7割は必要最低限のカルシウムが摂れていないと言われ、

カルシウム摂取率は先進国の中で最下位という報告もあります。

日本人がこれほど深刻なカルシウム不足に陥っている原因は

私たちがおかれている環境と食生活の変化にあります。

カルシウム不足の原因の一つに水の問題があります。

日本の水の大部分はカルシウムとマグネシウムが少ない軟水で、

さらに、日本の大地は火山灰によって酸性化した土壌で、

土壌に含まれているカルシウムが少ないことが特徴です。

このような水と土壌で育った作物や家畜を食べているため、

結果として、私たちはカルシウム不足になっているのです。

また、昔の日本人の食事は

魚や野菜を中心とする栄養バランスの取れたものでした。しかし

最近は食事の欧米化などによって肉料理中心になってきたり、

インスタント食品など栄養バランスが偏った加工食品の増加など、

私たちの食生活の変化がカルシウム不足を招いているのです。

私たちがカルシウムを毎日補給する必要性があるのは

新陳代謝によって骨が常に新しく生まれ変わっているからです。

そもそも、私たちの骨が丈夫に保たれているのは

新しい骨を作る骨芽細胞と古い骨を減らす破骨細胞が

バランスよく働いているからです。

また、私たちの血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれており、

カルシウムが不足すると骨からカルシウムが補れるのです。

この状態が繰り返されると、骨芽細胞と破骨細胞の働きの

バランスが崩れて骨が次第に減っていき、

最終的には骨がスカスカの状態になってしまうのです。

それと、細胞の働きのバランスは加齢によっても乱れます。

というのも、歳をとると骨芽細胞の働きが弱まると共に、

腸管からのカルシウムの吸収力が低下するからです。

そして歳をとると、男性よりも女性の方がカルシウム不足は深刻になります。

というのも、閉経までは女性ホルモンによって

骨が必要以上に溶け出すのが食い止められていますが、

閉経とともに女性ホルモンの分泌量が少なくなり、

骨からのカルシウムの流出が促進されるからです。

ですから、高齢の女性は骨粗鬆症防止のためにも

積極的にカルシウムを補給する必要性があるのです。Ⅱにつづく